ファイバーテーパー内の銀微粒子のプラズモン共鳴
引用
Li, J., Li, H., Wang, K., Zhang, X., Yao, C., Zhang, Y., & Yuan, P. (2013 年 9 月 9 日)。ファイバーテーパー内の銀マイクロスフィアのプラズモン共鳴。Optics Express、21 (18)、21414。https ://doi.org/10.1364/OE.21.021414
キーワード
- 表面プラズモン共鳴(SPR)
- 銀マイクロスフィア
- 中空繊維テーパー
- 光学フィルター
- 光学センサー
- 透過スペクトル
- 有限差分時間領域法(FDTD法)
- Q 係数 (品質係数)
簡単な
この記事では、中空ファイバーテーパーの空気空洞内の銀マイクロスフィアのプラズモン共鳴現象を調査し、その構成を使用して光フィルターやセンサーのアプリケーションで光の分布を調整できることを明らかにしました。
まとめ
この記事では、銀微小球を充填した中空テーパーファイバーの光学特性について説明します。著者らは、銀微小球のプラズモン共鳴を利用してファイバー内の光分布を調整できることを示しています。
この記事の主な調査結果は次のとおりです。
- 銀微小球がファイバーに沿って移動すると、ファイバーテーパーの透過スペクトルが変化します。これは、銀微小球のプラズモン共鳴がファイバーを通る光の透過に影響を与えるためです。
- 著者らはファイバーテーパーの透過スペクトルをシミュレートし、その結果が実験結果とよく一致することを発見した。
- 著者らはまた、ファイバーテーパー内の磁場と光強度分布をシミュレートし、銀微小球のプラズモン共鳴を利用して光分布を調整できることを発見した。
- 光分布の変化は、TM 偏光よりも TE 偏光の方が顕著です。
- ファイバーコーンのテーパー角度を小さくすることで、ファイバーテーパーの Q 値を向上させることができます。
著者らは、このデバイスが光学フィルターや光学センサーに応用できる可能性があると示唆している。
出典: https://opg.optica.org/oe/fulltext.cfm?uri=oe-21-18-21414&id=260915