ペグインターフェロンα-2aおよびリバビリン治療を受けた遺伝子型1型慢性C型肝炎患者における性別によるウイルス学的反応率への影響

引用

Yu, J.-W., Sun, L.-J., Zhao, Y.-H., Kang, P., & Yan, B.-Z. (2011). ペグインターフェロンα-2aおよびリバビリン治療におけるジェノタイプ1型慢性C型肝炎患者における性別がウイルス学的奏効率に与える影響. International Journal of Infectious Diseases , 15 , e740–e746. doi: 10.1016/j.ijid.2011.05.018

キーワード

  • 慢性C型肝炎(CHC)
  • ペグインターフェロンα-2a
  • リバビリン
  • 治療反応
  • ウイルス学的反応率
  • 持続的ウイルス学的反応(SVR)
  • 遺伝子型1
  • 後ろ向きコホート研究
  • マッチドスタディ
  • 迅速なウイルス学的対応(RVR)
  • 早期ウイルス学的反応(EVR) (完全および部分)
  • 治療終了時のウイルス学的反応(ETVR)
  • 再発率
  • 線維症
  • エストロゲン
  • 閉経
  • ホルモン補充療法(HRT)
  • 貧血
  • リバビリンの減量

簡単な

この研究では遺伝子型1の慢性C型肝炎患者におけるペグインターフェロンアルファ-2aおよびリバビリン治療に対するウイルス学的反応率に性別が及ぼす影響を調査し女性の方が男性と比較して、若年層(40歳未満)では持続的ウイルス学的反応率(SVR)が高く、中年層(40〜50歳)では同程度、高齢層(51〜60歳)では男性より低いことが分かりました。

まとめ

本研究では、ジェノタイプ1型慢性C型肝炎に対するペグインターフェロンα-2aとリバビリン併用療法の有効性は、性別と年齢の影響を受けることが明らかになりました。具体的には、若年女性(40歳未満)は持続的ウイルス学的奏効率(SVR)が高く中年女性(40~50歳)は男性と同程度のSVR率を示し高齢女性(51~60歳)は男性よりもSVR率が低かったことが示されました。これは、リバビリンの用量耐性の低さやエストロゲンレベルの低下といった要因が影響していると考えられます。本研究では、性別、年齢、リバビリン投与量は、治療の成功に影響を与える独立した要因であると結論付けています。

出典: https://sci.bban.top/pdf/10.1016/j.sna.2020.112500.pdf#

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