対称型デュアルサスペンションコア構造を備えたテラヘルツ光ファイバ方向性結合器の低損失かつ偏光無依存結合長
引用
Zhu, Y.-F., Huang, X., Ke, Q., Liu, G., Rao, C.-F., Kong, D., Mei, P., Liu, Y., & Wang, H. (2021). 対称型デュアルサスペンションコア構造を有するテラヘルツ光ファイバ方向性結合器における低損失かつ偏光無依存な結合長.Optics Communications , 480 , 126497. https://doi.org/10.1016/j.optcom.2020.126497
キーワード
- 複屈折
- カップリング長さ
- ファイバーカプラ
- 伝送損失
簡単な
本論文では、幾何学的パラメータを最適化することで低損失と偏光不感性の結合長を実現するように設計された、新しいデュアルサスペンションコアテラヘルツ (THz) ファイバー方向性結合器を提案し、数値的に調査します。
まとめ
本論文では、新しいデュアルサスペンションコアテラヘルツ(THz)ファイバー方向性結合器を提案し、数値的に調査する。この設計は、既存のTHzファイバーデバイスにおける高損失と偏光に敏感な結合長の課題に対処することを目指している。ファイバー構造の幾何学的パラメーターを最適化することにより、数値シミュレーションでは、提案された結合器は低い伝送損失(部分的にTHz波のパワーを空気中に分散させることにより)と短い偏光不感受性の結合長を実現できることが示されている。たとえば、周波数1.00 THzでは、わずか0.421 cmの結合長が、x偏光とy偏光でそれぞれ約0.30 dBと0.26 dBの低い伝送損失で実現できる。この研究は、この設計が高性能THzデバイスの開発に有望なソリューションであることを示唆している。
出典: https://sci.bban.top/pdf/10.1016/j.optcom.2020.126497.pdf#