ジョーンズ行列と3次元レンダリングを用いた非線形光ループミラーの動作パラメータの多変量解析
引用
Filoteo-Razo, JD; Hernandez-Garcia, JC; Estudillo-Ayala, JM; Pottiez, O.; Martinez-Angulo, JR; Barron-Zambrano, JH; Elizondo-Leal, JC; Saldivar-Alonso, VP; Lauterio-Cruz, JP; Rojas-Laguna, R. (2023). ジョーンズ行列と3次元レンダリングを用いた非線形光ループミラーの動作パラメータの多変量解析.Photonics, 10(10), 1071. https://doi.org/10.3390/photonics10101071.
キーワード
- NOLM(非線形光ループミラーの略)
- ジョーンズ行列形式
- 多変量解析
- 動作パラメータ(NOLM)
- 低電力伝送
- 高出力伝送
- ダイナミックレンジ(DR)
- ファイバーループ長(L)
- 入力電源(ピン)
- 位相板の角度(α)(特に1/4波長位相板(QWR))
- 入力偏光(直線および円)
- スイッチング電力(Pπ)
- クリティカルパワー
- 超高速パルス生成
- 光信号処理
- 光通信システム
- 光集積回路
- 非線形偏光回転(NPR)
簡単な
この記事では、ジョーンズ行列形式と 3D プロットを使用した非線形光ループミラー (NOLM) の数値解析を示し、光ファイバーデバイスおよび光通信のアプリケーションにおけるファイバーループ長、入力パワー、偏光などのさまざまなパラメータがパフォーマンスに与える影響を調査します。
まとめ
本稿では、ジョーンズ行列と3Dプロットを用いて非線形光ループミラー(NOLM)の数値解析を行い、ファイバーループ長、入力パワー、QWR角度、入力偏光といったパラメータがNOLMの性能に及ぼす影響を解析する。本研究では、直線偏光と円偏光の両方の入力偏光と、それらがスイッチングパワーとダイナミックレンジに与える影響について調査する。その結果、円偏光の場合はQWRを、直線偏光の場合はHWRを調整することで、NOLMの動作条件をより詳細に制御できることが示された。これは、NOLMが飽和吸収体(SA)として機能する8の字型レーザー(F8L)における超高速パルス生成などの用途において極めて重要である。3D可視化によってNOLMの透過特性を詳細に理解し、最適な高出力および低出力動作を決定することができる。
出典: https://www.mdpi.com/2304-6732/10/10/1071